「エマ様!おはようございます!」
「おはよう!セア」
あれから1か月
私は最近、小屋からこの屋敷に通っている。
これから街がどうなるか心配だったし、何より…
「おはようございます!シキお兄様…」
「おはよう。エマ」
優しい雰囲気を纏った美青年
シキ・アスラン
セアにお兄様がいると教えられた時には信じられなかった。
ずっと1人だった私に家族がいる。
それだけで、これから生きていく活力になった。
「エマ、今日は街の手伝いに行ってくれるか?エマは薬草とかに詳しいし、エマがいくとみんな喜ぶんだ。」
「分かりました!シキお兄様、無理しないでくださいね。」
「ああ、わかったよ。でも、エマが治してくれるなら無理してもいいだろ?」
頭をポンポンとするお兄様に恥ずかしくなりながらも、『しょうがないなー!』なんて言う。


