すぐにメッセージが届いた。

『そうか、それはよかった!

シバさんも楽しかったって言ってたよ』

柴崎さん、帰ってきてたんだ…。

同棲しているから当然のことなのだろうけれど。

この様子だと、おつきあいのことは北居くんに話していないみたいだ。

本気なのか、それとも北居くんと話しあえって言うことなのか。

好きな人は作ってもいいと言うルールは、柴崎さんと話しあったうえで決めたことだけど。

「もう疲れたし、早くお風呂に入って早く寝よう」

私はソファーから腰をあげると、バスルームへと足を向かわせた。

考えてから、柴崎さんに返事をすればいい。

…なんて、もしかしたら考える必要なんてないのかも知れないけど。