~幸いより~

 私と駿ちゃんが結婚していたことは、レストラン全体に知られてしまった。

 でも、だからと言ってクビになるなんて理不尽なことはなく、私は平気なふりを装いMレストランで働いており、意外と周りもそうなんだー程度で、店長と少し話したくらいだった。

 言ったらしい双川さんからは謝罪され、変わらず駿ちゃんからは想いを伝えれることもあるが、私は、とても前向きに生活をすることができるようになっていた。