言うと、一瞬睨みつけてきた美野田さんですが、思いの他そのタイミングでペコリと頭を下げてきた。

「仕事の面では、お世話になりました。教え方、分かりやすかったので、何とかレストランウェディングやっていけそうです」

「いえ、こちらこそ、お世話になりました」

「じゃあ、俺はいきますね。まぁ、今後も頑張って下さい」