「本当に勘弁。」

汐里は、彼氏の田口秋人と半同棲していた。

「へぇーでも、あの人数から汐里を選ぶの凄くない?宝くじ的な。」

「本人は、自覚ないんだよ、まだ子供だって事。」

秋人とはSNSつまり出会い系で知り合った。

OLなんて意外と出会いなんてないもんだ。
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2年間付き合っているが将来的な設計はまるでない。

秋人は、分からないが汐里は心底秋人に惚れている。

しかし、秋人は仕事が続かない。

人格だけなら満点だが、精神的に弱いのだ。

「社長は、イケメン?」

「全然。太って禿げてきてるよ。」

真逆な事を言って秋人を安心させなくてはいけない。

秋人は、笑っている。

汐里は、笑顔の彼が好きなのだ。