「はぁぁぁ...」

盛大なため息を漏らした私は、
今の私の気分とは全く真逆の
太陽が照らし、眩しすぎて目を細めてしまうような
そんな澄み渡る青を見上げた

「また、今日もダメだったなぁ」

私がさっきのように屋上に逃げ込むのは
今日が初めてではない。
...というか。ほぼ、毎日。

毎日、どうしても寝坊してしまう私は、
今年、高校に入って以来
何故だかみんなのように、普通に授業を受けることが出来なくなってしまった。

教室に行く勇気さえ出ない私は、
いつもこうして誰もいない屋上で1人過ごすのだ。

__私は、普通じゃない。
だからしょうがない、そう、しょうがないんだ