✲*゚ それから僕らは なかなかの接戦を見せた。 拓海はどんどんイライラしだした。 「おい、今何時だ」 「もう、3時・・・」 答えたのは千代だった。 「嘘だ、やべーよ」 「塾始まるじゃん!」 3人は大慌てだった。 その隙に僕は千代の手を引いて 走った。 「おい!ふざけんな! まだ2時半じゃねーか!!」 拓海はスマホを掲げて 叫んだ。