クラスのみんなが知らない
千代の一面を知っているのは
僕だけだと言うことが嬉しかったし


僕なんかよりも
いろんなことを頭の中で考えていることが
すごいとも思った。




✲*゚




僕がシャワーを浴び終わり
脱衣所から出ると

父方のばあちゃんがいた。


「あんれ、何やってんだ陽」

くぼんでしわしわになった目は
本当にこっちを向いているのかわからない。