執事は幼なじみ

扉を勢いよく開けて私の名前を呼んだのは、藍ちゃんだった。

息を切らして、汗を流していた。

「藍ちゃっ……藍ちゃんっ!!!」

私は思わず走って、藍ちゃんに抱きついた。

「春歌っ、もう離さないっ」

そう言うと、私を抱えて走り出した。

「藍ちゃん?!」

「言ったでしょ、もう離さないって!」

「……っ!うんっ」

私は落ちないように、藍ちゃんに抱きついた。

久しぶりだ……

藍ちゃんが本当にここにいる……