「……え、あ、い、いえいえ」

「お嬢様の身は、わたくしが命を懸けてお守り致します。これからよろしくお願い致します」

「……フッ……」

ーーササー

「こちらこそ、よろしくお願い致します」

「……っ」

風が吹くのと同時に私は微笑んだ。

「お困りのことがございましたら、わたくしにお申し出ください」

その日から、藍ちゃんとの生活が始まったーー