「はあっ……はあっ……はあっ……」

気づけば周りには、血まみれの奴らが倒れていた。

わたくしの手も、服もなにもかも血に染まっていた。

「藍ちゃっ……」

「……っ!お、お嬢様っ……」

恐怖に怯えて涙を流しているお嬢様を見て、我に返った気がした。

この人達を倒したのは、わたくしだ……

わたくしは、犯罪者だ……