「お綺麗なお顔が台無しですよ。お嬢様には、笑顔がお似合いです」

「……フッ……」

私は微笑んだ。

藍ちゃんが微笑んだから。

「6時になりましたね。お食事に致しましょう」

「うん!」

ーータッタッタッ

「パパ達は?」

「高科様とお食事をなさるとのことでした」

また1人か……

小さい頃から、そうだったもんな……