「う、嘘……」

顔が引き攣る。

「遅刻するぅー!!!」

呆れ顔の藍ちゃんを置いて、私はクローゼットに向かった。

「わたくしはお部屋の外で待機しております。準備が出来次第、お声掛け下さい」

ーーバタンッ

藍ちゃん尊敬する……

あれでも私と同い年なのよね?

同い年なのにこの差はなんなの……

私もしっかりしなきゃな。

藍ちゃんに習いたい……