鈴木主任と帯同する営業さん達も

 凄いと思うけれど



 伊織さんと久我さんのしている仕事も

 かなり重要だと思う。



 二課は、その恩恵で成り立っているから

 そう思うだけかも知れないけど。




「どれを試すンですか?」




「そこに出している2つのダンボールと、もう1つ探してる所……」




 伊織さんが指したダンボールを見てみると

 上に面白そうな企画が書かれていた。




「へぇ、コレは鈴木主任の所でやるンですか?」



「……いや、可児とハルト、後、明達に振る予定、売り上げの底上げが狙いよ」




 えっ?

 じゃあ、アタシもこの企画やれるじゃん




「嬉しいです、ありがとうございます」



「ふふ……、頑張ってね」




 なんだかんだ、仕事好きなんだな

 アタシも……。



 ふと、伊織さんを見て

 顔色が落ち着いているのにホッとする。