恋する24時 2


 と言うか、可児先輩に

 そんな事までぶっちゃけていたのか

 あの頃のアタシ。




「……」




 可児先輩が、何とも言えない顔で

 もそもそと

 目の前のオードブルを口に入れていた。



 な、何か気まずい?




「あ、あのっ、……100円のゲームって、具体的にどうなるとかあるんですか?」




 話をそらしたくて

 ついゲームに話を戻してしまった。




「……ん~、実はやったことないから、わかんないけど、由似ちゃんやってみる?」




 気が乗らない顔で先輩が言う。



 うっ、……言った手前

 嫌とは言いずらくなってしまった。




「……お願い、します」



「じゃあ、……用意する間、食べてていいよ? 何かいっぱい並んでる」




 本当だ、気付いたら、スープも

 魚料理も、メインの肉料理も

 テーブルに並んでいた。



 全然食べてないよ アタシ達……。



 急いで、スープを一口飲んでみる。



 うわぁぁぁ

 冷たいポタージュスープ最高!