と言うか、可児先輩に
そんな事までぶっちゃけていたのか
あの頃のアタシ。
「……」
可児先輩が、何とも言えない顔で
もそもそと
目の前のオードブルを口に入れていた。
な、何か気まずい?
「あ、あのっ、……100円のゲームって、具体的にどうなるとかあるんですか?」
話をそらしたくて
ついゲームに話を戻してしまった。
「……ん~、実はやったことないから、わかんないけど、由似ちゃんやってみる?」
気が乗らない顔で先輩が言う。
うっ、……言った手前
嫌とは言いずらくなってしまった。
「……お願い、します」
「じゃあ、……用意する間、食べてていいよ? 何かいっぱい並んでる」
本当だ、気付いたら、スープも
魚料理も、メインの肉料理も
テーブルに並んでいた。
全然食べてないよ アタシ達……。
急いで、スープを一口飲んでみる。
うわぁぁぁ
冷たいポタージュスープ最高!


