先輩が? アタシに?
「えっ? ちょっと待って、……い、何時から? て言うか何で?」
だって、そのアルバイト
結構前からやってたよね?
確か、アタシが
2年目ちょっと過ぎた辺りには
もう100円のヤツやってたよね?
「……ナイショ」
イヤ、もうバレバレですから。
と言うか
先輩がアタシを好きになったのが
そんなに前だったんだ?
と、わかって嬉しかった。
けれど……。
「……可児先輩は、そんな事しなくても大丈夫な人じゃないですか、しかもアタシですよ?」
「何言ってるの? 由似ちゃんだから大変だったんだよ?」
へ?
「由似ちゃん、お友達のおかげでかなりの男性不信だったでしょ? それに、付き合った経験ないとか酔った時言ってたし、オレにあんな噂流れてて行けると思う?」
そ、そうでした……。
先輩の噂含めて
男性にガッカリしていました。


