恋する24時 2


 先輩が? アタシに?




「えっ? ちょっと待って、……い、何時から? て言うか何で?」



 だって、そのアルバイト

 結構前からやってたよね?



 確か、アタシが

 2年目ちょっと過ぎた辺りには

 もう100円のヤツやってたよね?




「……ナイショ」




 イヤ、もうバレバレですから。



 と言うか

 先輩がアタシを好きになったのが

 そんなに前だったんだ?



 と、わかって嬉しかった。

 けれど……。




「……可児先輩は、そんな事しなくても大丈夫な人じゃないですか、しかもアタシですよ?」



「何言ってるの? 由似ちゃんだから大変だったんだよ?」



 へ?



「由似ちゃん、お友達のおかげでかなりの男性不信だったでしょ? それに、付き合った経験ないとか酔った時言ってたし、オレにあんな噂流れてて行けると思う?」




 そ、そうでした……。



 先輩の噂含めて

 男性にガッカリしていました。