星屑が消えた日




* * *


無事入学1日目が終わった。


私としてはかなりハードな1日だったと思う。
早く春馬に会って癒されたい。


「一緒に帰ろうっス」


「いや、もうその手には騙されないからね!!」


翔は「なんで?」という風に驚いた顔をしている。
分かっているでしょうが!!!!


翔のせいで今日の私は散々だった。

まず自己紹介の時に私がドアの前で百面相してたとか言うし、してないし!!!

委員会決めも勝手に委員長に推薦されていた。(生徒会ということもあり誰も反対していなかった)


それに…!!


「翔でしょ、奇人美女とかいって私の噂流してるの!!」


「え、なんでバレてるっス?」


ダメだ、ほんとにキレそう。

先程、マリアと紗代子とトイレに行った時、何故か色んな人達に「あの子が奇人美女?」と指を指されていた。

ほらまた、他クラスの子だろうか私を見に来ては何も言わずに去っていく。

そんなにコメントしづらい!??


「もうやだ…学校来たくない」