星屑が消えた日




「私は犬塚(いぬづか)先輩目当てでな」


「私もかなり不純な動機なんだ」と照れたように笑う紗代子は思ってた通り笑顔が似合っていて可愛い。

「ごめん、犬塚先輩って?」


「ああすまない飛鳥は知らなかったのか。

犬塚先輩はこの学校の副会長であり、剣道で右に出るものはいないと私は思っている」


話を要約すると、紗代子は剣道を小学校のときからしていたらしくその時のジュニアチャンピオンがその犬塚先輩だったらしい。

そして犬塚先輩と中学の時剣道部で再開してここまで追いかけてきたというわけらしい。


今は剣道をしていないらしいが。


「あの人は私の憧れなんだ。

ていうかなぜ飛鳥泣いているんだ!?」


ポロポロと涙がどうしても出てきてしまう。
私こういう純愛モノ苦手なんだよ、
ていうか焦ってる顔もかわいいね紗代子ちゃんは。