『そんっなに家がいいなら、あんたのベッドの下にある爆乳ミカちゃんとクリスマス過ごせば!?』
『……っな!おまっ……いいいいつ見たんだよ!?』
『いつも何も、ベッドの下にエロ本隠すとかわかりやす過ぎだから!!バッカじゃないの!?隠すならもっと本気で隠しなさいよ!!』
『は、はぁ〜?知らねーし!つか、勝手にんなとこ覗くなし!変態女!』
『開き直るなエロバカ比呂!!あんたってほんっと、最低だよね!!』
『ハイハイ最低で結構〜!悔しかったらミカちゃんくらいナイスバディになれや。そしたらこっちもエロ本なんか必要なくなるんだけどな』
売り言葉に買い言葉なのはわかってる。
比呂も私にそう言い返して、ちょっとヤバイって顔をした。
だけど、そんな顔したってもう遅いっつーの。
『……もう、あんたの彼女なんかやめる!』
そう言って、私はヤツの前から立ち去った。
「今思い出してもムカつく〜!!」
「いや、ごめん。ちょっと言わせて?すっっっっげぇくだらない痴話喧嘩」
「え!?どこが!?部屋に行くたびエロ本が変わってるこっちの身にもなってよ!」
「変わってるのかよ。てか、別れた理由そっちかよ」
呆れた様子で半眼を向けてくるカホ。
え!?
重要でしょ!?
絶対やだよエロ本なんて!!



