オレには同性の恋人がいる。

同い年で同僚。

職場では秘密にしているから
“仲のいい友人”と
周りは認識している。

お互いの家はわりと離れているから
休日はどっちかの家で過ごすことが多い。

さて、今年もやって来た“クリスマス”

去年はオレの家でパーティーをしたし、
一昨年は、凌央哉の家でパーティーをした。

三年目もどっちかの家というのも
何だか、面白みもない。

さて、どうしたものか……

オレは授業の用意をしながら
そんなことを考えていた。

頭の片隅ではクリスマスのことを
考えつつも、
授業はきちんとやり遂げた。

そして、オレはあることを
思い付いて、自宅に着くと
とある場所に電話した。

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†クリスマス当日†

カランコロンとある店のドアベルが鳴った。

『栄哉、お待たせしました』

そう、あの日電話を掛けた場所だ。

『そんなに待ってないさ』

日曜日でクリスマスの今日、オレは凌央哉に
ある店で待っているとメールをしておいた。

『此処、覚えているか?』

『えぇ、勿論、覚えていますよ(๑•᎑•๑)

まさか、あなたに此処へ
呼び出されるとは予想外でしたけど』

そう、凌央哉を呼び出した
この店はオレ達が初めて出会った場所だ。

まだ、教育実習生だった頃だから
かれこれ、十年は経っている。

『オレも来るのは久しぶりだ』

話していると
店長が声をかけてきた。

「二人とも、久しぶりだね」

話していると
店長が声をかけてきた。

『お久しぶりです、店長』

十二時近くまで飲んで
タクシーでオレのマンションに帰った。

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『んんっ、あっ……栄哉……ぁぁっ!!』

凌央哉のイき顔は
何時見ても綺麗で可愛い。

その後すぐにオレもイった。

疲れて虚ろ虚ろしている
凌央哉の身体を綺麗にしてから寝かせ、
オレも身体を軽く拭いてからベッドに入った。

明日は休みだから寝坊しても大丈夫だ(笑)

隣に眠る凌央哉の額にキスをしてから寝た。

~end~