勉強しないの?
俺天才だから
天才って
いいからかえるぞ
そう言ってわたしの手を引いた
夕日が沈もうとしていてまぶしい
まえにいる颯太をみた
え?
颯太が薄い?
そんなわけないだって颯太は人間だよ?薄いってそんなわけないじゃん
と思ってまた颯太をみた
ほら、薄くない見間違いだよねきっと
美月?
っえ?
どうした?
だ、大丈夫!いこ!
わたしが今度まえを歩いた
なんか食べよ!
はぁ?また食べるのか?
なに?なんかわるい?
悪くねぇけどさ
じゃ決まり!颯太の奢りね
はぁ?!
今日はお金ないの
だからって
だから颯太の奢りなの
はぁ、仕方ないな
やったー!!はやくいこ!
おまえ変わったな
え?
なんか最初出会ったときと違う
ふふ、それは颯太のおかげなのありがとね
颯太は赤くなった
あー!赤くなってる!
うっせぇ
ちょと待ってよー
もう、奢らねぇー
えー!いやだ!ごめんなさい!
うそうそほら行くぞ
うん!
ずっとずっと一緒にいられますように

5願い
その日から颯太が来なくなった
大丈夫かな
心配だよ
颯太
私ね、気づいちゃた
私は颯太のことがすき
だから心配
はやくきてよ
さみしいよ
会いたいよ
ガラ
おはよーございます

おい、これで何回目だはやく席につけ
願いが叶った!
はーい
目が合った

すぐに逸らされた
泣きそうなのを必死に堪えた
涙がでそう
どうして、いつもの颯太じゃない
休み時間聞いてみよう
ねぇ颯太どうして休んでいたの?
奏屋上いこうぜ!
そう言って教室を出た
なんで、
わたしは涙が堪えれなくてトイレに向かった
向かっている途中に颯太の横を走って通った
トイレに着いた瞬間我慢してた涙が出た
どうして、いつもの颯太じゃない
どうしてっ、
ひとりで涙が出なくなるまでないた
この日が颯太の最後の日だった

6 Dear to you
次の日からまた颯太が来なくなった
颯太いまどこにいるの?
さみしいよ
窓の外をみた
桜の木のしたに花びらを手に持っている颯太の姿が見えた
すぐに教室を飛び出した
おい!山下!
はぁはぁ
一階まで降りて桜の木の下の近くまで来た
颯太!
え、
颯太がいない
どうして
さっきまでいたはずなのに
わたしはすぐに校門を出た
あとで先生に怒られてもいい
颯太が大切
すぐに颯太が消えちゃいそうでいま行かないとダメな気がしたから
颯太、颯太!
心の中で叫び続けた
もう、むり
わたしは近くにあったベンチに座った
涙が止まらなくて息ができなかった
上からふわりひらりと桜の花びらが手のひらに落ちた
颯太、どこ、
わたしと颯太の思い出の場所
そうだそこにいる

はぁはぁ
そこには
颯太の姿が見えた
颯太!
叫んだのに聞こえてない
颯太が薄い?え、
颯太が落ちそうに見えた
ま、待って!颯太!
わたしは颯太に抱きつこうとした
するっ
っえ、
颯太がつかめない
どうゆうこと?
そ、颯太?
手が震えてきた
美月、ごめん
な、なんで、颯太がつかめない、どうゆうことなの、、?

ねぇ!颯太!どうして!教えてよ!
ごめん、俺は
その時風が吹いて颯太の声が聞こえなかった
風が強くて目を閉じた
目を開けたら
颯太がいなかった
っえ、そ、颯太?どこ、?どこなの?ねぇ!なんとか言ってよ!ねぇ!
颯太はいなくて答えなくて
ゆっくり風が吹くだけ
地面に足を着いた

涙がゆっくり流れた
っ、ねぇ、いたずらなんでしょ、だったらタネアカシ教えてよ、はやく出てきてよ、お願い出てきて、
それから颯太は来なかった

家に帰ってきた
ただいま
美月?!今日学校から電話きたわよ!どうしたのよ
なにかあったの?
っ、なんでもない
なんでもないじゃないでしょ!
もう!ほっといてよ!
わたしは自分の部屋に戻った
ごめんお母さん、いまは誰とも話したくないの
それからベッドで泣き続けた
それから1週間学校には行けなかった
美月?入るわよ
今日卒業式なのよ?今日は学校いきなさい
そう言って部屋を出てった
卒業式か
今日は行かなきゃ
わたしは1週間ぶりの制服を着て
学校へ向かった
颯太がいないか確かめた
いないよね、
それから成績表を貰って卒業認定書を貰った
みんな外で泣き合ってるいるなか
わたしはひとり教室にきた
この一年楽しかった
颯太と笑いあったあの日
颯太と初めて会ったあの日
あれは偶然なのかな?わたしはそうは思わない
運命と信じてる

颯太
君に出会えて本当によかった
だいすきだよ
わたしの愛しい人

よし、行こう
パサ
え?
下に落ちたのをみた
手紙?
え、まえに机の中にあった手紙の字ににてる
そっと見た
うそ、
美月へ
美月最初に言いたいのは無視したりしてごめん
俺、美月にふたつ隠してたことがある
美月は信じないと思うけど
俺未来から来たんだ
こんなこと信じないよな笑
でも、本当なんだ
俺は未来でも美月と出会っていた
でも俺は事故にあったんだ
どうしても美月にまた会いたかった
だから過去にきたんだ
俺は事故に遭って一週間後に亡くなった
最後にみた美月の顔は泣いた顔だった
だからまた美月にあったらもう泣かせないって思ったのに
また俺は泣かせちゃたな、ごめんな、
あの日美月と初めて出会った日本当に嬉しかった
また美月の笑った顔がみれる
最近学校に来なかったのは俺はもういなくなる
薄くなったのを見ただろ?
薄くなったら消えるんだ
だから消えるまえに美月に会わないようにしてた
でも、俺間違ってた
それが美月を悲しませた
もっと早く話しておけばなにかがきっと変わっていた
ごめん
そしてあとひとつある
それは
ラブレターの事
あれは俺が書いた
はやく俺に振り向けって思って書いたやつなんだ
騙してごめんな
あとひとつ言いたい
誰よりも君を愛してる


うそ、、
立てなくて座り込んだ
どうしてはやく言ってくれなかったの、?
ガタン
はぁはぁ
あの日颯太と会った場所
ベンチに薄くなった颯太がいた
颯太、、?
ゆっくり振り向いた
どうして言ってくれなかったの?わたしずっと心配してたんだよ!ねぇ!なんか言ってよ!消えるとか簡単にいわないでよ!わたしが消えさせないんだから!
美月ごめんな
あやまらないでよ、お願い、ずっと一緒にいてよ