わたしは絶対に恋をしてはいけないひとに恋をしてしまった
絶対叶わない恋だと分かっているでも、もう少しだけ恋をさせて
1
騒がしいあさ
廊下はいつもどうり騒がしい
みみをふさぎたくなる
はぁ、
カシャ
机に教科書をいれようとした
え?
ゴソゴソ
なに、これ、かみ?
4つおりにしてあるかみを広げた
"すきです付き合ってください。"
え?いたずら?わたしをすきになるひとなんていないだって地味で目立たたないこんな自分をすきになるひとなんていないじゃぁなにかの間違い?
おーい、早く座れ〜
わたしは急いでポケットにいれた
それからわたしはずっと気になっていた
と、とりあえずなかったことにしてもいいのかな
あれ?もう放課後はやい
帰らなきゃ
わたしは急いで階段をおりてくつをとろうとした
カシャ
え、、ま、た?
"手紙みた?怖がらないであの手紙のことは本当だから"
え、どういうこと?本当ってあの手紙はほんとうってこと?
わたしは空気みたいな存在なのにどうして
ポト
空気みたいな私をみてくれているひとがいるうれしいよ、、
なんでだろ涙がとまらないよ
誰かが来ちゃう
早く帰ろう
わたしは校門を出た
校門からでて左に曲がってまっすぐ出たところにあるわたしのおきに入の場所
ここから夕日がみえて世界で私しかいないみたいに思えて安心するんだ
きれいだな、
夕日をみるとなんか落ち着いてまた泣きそうになる
おい
え??今声がきこえた
聞いてるのか?ここでなにしてる
振り返ったら誰かわからない美少年がいた
背は高くて顔は整っていて髪の毛は栗色をしていた
ドキ
あれ、なんだろう、

ゆ、ゆうひみてました
それはみればわかる
同じ制服?でもこんな美少年は見たことない
じゃあ先輩?
ここの夕日綺麗だよな〜
は、はい
てか、なんで敬語つかうの?
せ、先輩ですよね
は?ちげぇーよお前と同じ学年
え?!私の事わかるんですか?
なんでそんなに驚くんだよ、まぁ、ろうかとかでみたことあるし、てか敬語やめろ、敬語きらいだから
わ、わかった
お前友達いないだろ

急に何言われるかと思えば
いないだろ?
っ、う、うん
じゃぁ俺がお前の友達になってやる
ありがとう、ってえぇぇ?!い、いまなんて言った?!
たくめんどくせぇやつだなだから俺が友達になってやる
う、うそ
うそじゃねぇしいやなのか?
ち、ちがう!う、うれしい!
そ、そう
え、顔赤くなってるのは気のせい?
じゃぁ明日な美月
え、あしたね
なんでわたしのなまえわかるんだろう
後ろ姿も綺麗だな
さっきからドキドキしてる
なんだろうこの気持ち
早く帰ろう
2友達
え、もうあさ?
はやいな〜
いつもの道今日はなんか気分がいいな
昨日からあの美少年くんの顔が浮かぶ
そういえばあの美少年くんの名前聞いてなかったな
聞けたら聞きたいな
今日もろうかはうるさかった
おう!美月!
呼ばれている方をみたら教室のドアからあの美少年くんがいた
教室はざわついた
ごめんだけど国語の教科書かしてくれ
え?国語?
わたしはすぐ国語の教科書をかした
ごめんごめんありがとな!
美少年くんは走って行った
みんな私の方をちらちら見ていたけどなんで見ているのか分からなかったから無視した
えーこの問題は2をプラスして
美少年くんのことが気になって授業に集中ができなかった
窓のほうをみてみると
あの美少年くんがいた
え?なんかいってる?
なんだろう、
お?ひ?る?
おひるってどういうこと?
美少年くんは友達に肩を抱かれて連れていかれて楽しそうに笑っていた
なんか私も笑った
おひるってどういういみだろ
4時間目が終わってお昼休み
よし!食べるか
わたしはひとり席で弁当を広げようとした
おい!美月!一緒に食べようっていったじゃねぇか!
え、そ、そうなの?
お前みてただろ?
見てたけどなんて言ってるか分からなかった
おほだろおまえ
な!あ、あほじゃないし
はいはい、てか屋上で食べようぜいつもおれはそこでたべてる
あ、うん
急いで立ち上がって美少年くんについて行った
ね、ねぇ屋上っていいの?
わかんねぇけどいいんじゃね?おれいつもここでサボったりしてるし
わからないの?!や、やっぱりやめようよ
大丈夫だって、心配性だな俺がいるから大丈夫
っ、わかった
ぐぅー
ぶは、おまえお腹すいてんなら早くたべろよ
美少年くんはお腹を抱えて笑っている
そ、そんなに笑わないでよ、恥ずかしい
わかったからはやく食えよ
う、うん
おいしい
はじめて弁当が美味しいって感じた
ぐす
お、おい!なんで泣いてんだよ!
だ、だってはじめてこんなに弁当が美味しいって思ったからごめんね突然泣いて、
ギュッ
え?
突然抱きしめられた
泣くなよ、お前の泣く顔なんかきらいだ、笑ってる顔がすきだから笑ってでも泣きたいならいまいっぱい泣け
ぐす、
あ、ありがとう
わたしは美少年くんの肩でないた
美少年の肩は暖かった
懐かしいような
そんな感じがした
あ、あの、もう大丈夫だよ、ありがとう
そう、ならいいけど
あ、な、なまえ聞いてもいい?今さらだけど
中島颯太
中島くん
はじめて聞いた名前にドキってなった
なんで苗字なんだよ、下の名前で呼べ、俺も美月のこと下で呼んでるから
うん、わかった
言ってみろ
え、いま?
うん、いま
そ、そ、
早く言えよ
颯太くん、、
よし、出来ました
髪をわしゃわしゃやられた
ちょ、髪が崩れるから
崩れてもいいだろ、ずっとぼさぼさだろ
ぼさぼさじゃない!
うそうそ、
ふたりで笑った
幸せだな、この関係が続いてほしいな
ずっと続きますように
わたしは静かに心の中でそっと呟いた
3ハニーレモン
3校時の休み時間
はぁ〜疲れた〜
背伸びをした
ポン
い、いった〜
よう!美月!
え、颯太?
っ、
うん?なんで顔を赤くしてるんだろう?
お前、それ反則だろ、
え?ね、ねぇなんで顔隠すの?
なんでもねぇ
颯太は教室を出ていった
へんなやつ
なんか胸がどきどきする
なんだろう、こんなことはじめて
放課後
よし帰ろう
後ろから誰に叩かれた
い、いった〜
一緒に帰ろうっていっただろ、
え、聞いてないよさっきも言いたかっけど急にたたかないでよ
呼んでも返事しなかったし
ご、ごめん
俺行きたいとこがあるから行こうぜ
え、うん
颯太の髪が夕日の日差しが当たって綺麗だな〜
美月はやくあるけよなに俺に見とれてるんだよ
み、見とれてないし!ただ夕日が綺麗だな〜って
お前嘘下手だな
ふっと笑った
そうやって笑うんだ
はじめて知ったな〜いつも颯太はそっけない態度しかとらないからびっくりした
もっと颯太のことを知りたい
着いた
え?ここ?
ハニーっていうスイーツ専門店だった
え?颯太の行きたかった所ってここ?
そうだけど悪い?
全然!!颯太もこういうの好きなんだ!
ち、ちげーよ!美月に食べさせたかっただけ
え?
とりあえずいくぞ
顔を赤くしながらお店の中に入っていった
颯太も嘘が下手だな〜本当は颯太はスイーツが好きなんだよねかわい
おいはやくこい
うん!
うわぁ〜!おいしそう!!迷う颯太は決まった?
俺はハニーレモンオレンジにする
おいしそ〜!!どうしよう、颯太のも美味しそうだし、このミルクチョコもおいしそ!
はやくしろ
だ、だって〜決まった!

すみませ〜ん
はーい
このハニーレモンオレンジとミルクチョコお願いします!
わかりました少々お待ちください
あの女の人かわいかったな
え?かわいかったね颯太はこんな女の人がタイプなの?
は?俺は、おまえみたいな
え?いまなんて言った?聞こえなかった
なんもじゃねぇよ
え?!教えてよ!気になるじゃん!
なんもねぇって
もう〜
教えてくれたっていいじゃない
って心の中でひとりぶつぶつ
お待たせしました〜ハニーレモンオレンジとミルクチョコです
わぁ〜
失礼します
颯太のおいしそ!たべていい?
は!おまえ俺が食べたかったところ
え、ごめん!美味しそうだったからついってあ!
颯太がわたしの分のケーキを半分たべた
なんでー!そんなに、食べるのよ!
おまえが俺の食べたかった所食べたからだろ
それは悪いと思ってるけどそんなにたべなくても、
しょんぼりしてたら
仕方ねぇな俺のあと半分あげる
え?!いいの?!でも、颯太が食べたいんじゃ、
俺食べすぎたから大丈夫
本当?!ありがとう!う〜んおいしい!
よかったな
颯太がふんわり笑った
ドキ
え。わたしいまドキってなった?
おい、食べないのか?
た、食べる!おいしい!
もしかして私颯太に恋してる?
ふぅ〜お腹いっぱい
よし、行くか!
うん!
お会計は1525円です
あ、私が払う!
いいよ俺が払う
え、いいよ!だって私がいっぱい食べたから
こうゆうときは男が払うんだよ
そ、そうなの?でも悪いよ
うるさいな、俺が払う
わ、わかったありがと
ありがとうございました〜
ほんとうに大丈夫?
なんで心配してるんだよ
だって颯太全然だべてないのに私が払うべきなのに
俺はお前のケーキ半分もたべたから払うの当然だろとりあえず大丈夫だから心配すんな
わかった、ありがと!でも今度なんか奢るね
は?なんでだよ
悪いから、、だからジュースぐらいはおごらせてね
わかった
よし!それより颯太甘いのすきだったんだね見た目は甘いの嫌いそうだけど結構好きなんだね!
すきじゃねぇよ
本当に〜?
うっせぇな〜
顔赤くしてる
置いていくぞ
え、ちょとまってよ
ご、ごめんね?怒ってる?
べつに怒ってねぇよ、これだけで怒らねぇよほら行くぞ
うん!
送ってやる
え、いいよ
女の子一人でこんな暗いなか1人で歩かせるのはやばいだろ
ありがとう
家どこ?
ここからすぐ曲がったとこ
ここか?
あ、うん!ここ!送ってくれてありがとう!
あぁ、あしたな
うん!明日ね!
わたしは颯太の姿が見えなくなるまで手を振った
颯太が振り返った
また明日な!
ドキ
うん!
ただいま〜
母おかえり遅かったわね
うん、友達と一緒だったの
母そう、楽しかった?
うん!楽しかったよ!
母それはよかったじゃないさぁご飯出来てるわよ食べましょ
はーい!
母最近どう?学校は楽しい?
うん!楽しいよ
母よかったわ、最近お母さん仕事で忙しくてなかなか家に帰って来れないから心配でいつもごめんね
ううん、わたしお母さんが頑張ってるの知ってるからわたしは大丈夫心配しなくても大丈夫だよ
母ふふ、ほんとかわい娘だわ〜お母さん美月のこと世界一大好きだわ〜
ふふ、わたしもお母さんのこと世界一大好き
母あら、気が合うわね
そうだね
さしぶりにお母さんと笑った
母あら、ダメじゃないこんなに枝豆残して全部食べなきゃダメでしょ〜?
だって〜
母だってじゃないでしょほら食べなさい
は〜い
わたしは幸せだ
いまこの一瞬一瞬が幸せって思うのが幸せ
4君との絆
はぁ〜ねむい
ドン
え?
はよ
颯太?!痛いよ〜叩かないでよね
わりぃ、
あ、そうだ放課後颯太に聞いて欲しい話があって
わかった放課後な!
うん!
颯太は笑顔で教室に入って行った
なんか最近わたし笑えてる
前までは笑いたくても笑えなくて苦しかったのに
颯太と出会って笑えてる颯太のお陰だ
いつか、ありがとうって伝えたいな
はぁ〜、授業終わらないかな
今日はとっても空が綺麗
机の中からいつも見ているわたしが大好きな本を取ろうとした
パサ
うん?紙?
"前の手紙覚えてる?だれかわかる?"
"はやく気づけよ、待ってるから"
え、また?
最近は無かったと思ったのにどうして
ガラガラ
美月話ってなに?
あ、颯太、話っていうのはこのことなの
わたしはいま見ていた紙を颯太に渡した
最近この手紙が机や靴に入っているの颯太はこの手紙を送った人知らないかなって聞いてみたかったの
なんだこれ?俺それ書いている人しらない
そう言って颯太は私に乱暴に紙を渡してきた
そうだよね、ごめんね
謝るな、
うん、あ!颯太テスト勉強してる?
テスト勉強?
あ、絶対してないな
うん
来週だよテスト
ふ〜ん