好きの代わりにサヨナラを【蒼編】《完》

さっきの俺はどうかしていた。

無理矢理ほのかの手を握って、彼女はどう思ったのだろう。

今になって自分の行為が恥ずかしくなって、ほのかとは少し距離をとって歩いていた。



「この後、どうする?」

ほのかはいつもと変わらない様子で、クリッとした目で俺を見上げる。

彼女は、気にしてないのだろうか。



「飯でも食う?」

ショッピングモール内でよさそうなレストランを、いくつか自分のスマホのブックマークに登録しておいた。

その中のレストランに、ほのかを連れていこう。

女子の好みはよくわからないから、直接店を見て彼女に選んでもらうつもりだった。