「女子が2位って事に不満があるなら、
自分が努力して私を抜かせばいいだけでしょ！？」

気づいたら、
私は二人の男子に文句を言っていた。


「な・・・」


「自分は努力もしないのに、
努力してる人間を笑うなんて、
だから上位になれないんじゃない！？」


「なんだよ！女のくせに生意気な―――！」


「うるさいわね、その女に負けてるくせに・・・！」


私が煽るように言うと少しひるんだのか、
その二人の男子は逃げるように自分の教室に帰っていった。


「・・・・・・」

言い返してやって、
相手は逃げて行った、
けど、まだ気分は晴れなかった。


それでも次の授業があるため私も教室に戻った。