部屋を出るとやはり奏多が待っていた。


「・・・おぉ!
やっぱり似合うじゃねーか!」


「・・・・・・」


「お前はちゃんと化粧をすれば、
もっとかわいいんだからな!自覚しろよ!?」


「あのねぇ~・・・」


そう、私は黒服の女性二人に
お化粧をさせられたのだ。

あの二人はすごい手際の良さで
私をみるみるうちにメイクアップしていった。

お化粧なんて滅多にしたことがない
私にもわかる、
あの二人はメイクのプロだ。

でも、これホントに似合ってるのかな・・・?