「ちょっと!
触らないで!放してよ!」

その声に、他の客たちがこちらを向いた。


「おい!誤解されるだろ!」

俺は小声で言った。


「何が誤解よ!?
あんたが悪いんでしょ!?」


「まぁまぁ、幸奈ちゃん!落ち着いて!
あなたも、女の子に乱暴するのはよくないわよ?」


「別に、乱暴なんか・・・!」


俺は掴んでた幸奈の腕を放した。


「そうだわ!二人とも!
ちょっと一緒に来てくれない?」


「・・・え?どこにですか?」


「ふふ・・・!
イ・イ・ト・コ・ロ!」