「ケーちゃん先輩!お待たせしました!」


「あら?全然待ってないわよ?」


まるで、
デートでの待ち合わせの会話。

腹が立つな・・・


「さ、行きましょうか?」


「はい!ところで、
オシャレなカフェってどこなんですか?」


「うふふ・・・、
学校の近くって言っても少しは歩くわよ?」


「あ!そうですよね・・・!
ははは・・・」


まるでデートだ・・・!


確かに雰囲気は女性らしいかもしれないが、
結局は”男”。


そこのところを、ホントに幸奈はわかってるのか!?


俺は、イラつきながらも二人の後を付けていった。