「あ!あたし、
久々知健司・・・っていうんだけど、
気軽に、ケ~ンちゃん!とかケーちゃん!
って呼んでいいからね?
むしろ、そう呼んでほしいわ~!」


「じゃ!じゃあ!ケーちゃんで・・・!」


「うん!いいわよ!ところであなたの名前は?」


「あ!柏木幸奈です・・・!」


「かわいい名前ね!羨ましいわ~!
・・・そうだ!」


そう言うと、ケーちゃん先輩はズボンのポケットから
おもむろにスマホを取り出した。