奏多は・・・、
なんか真面目なことを言ってたような気がするけど、
その言葉たちは最後の言葉ですべて消し飛んだ。


「あ!そうだった。
既に気づいてる人もいると思うが、そこにいる女」


突然私のことを指さして言った。


「なんで、女が男子校に・・・って思ってる
奴も居るだろうが、その女は俺のだから俺の近くに置いておく、
手ぇ出したらただじゃおかないからな?
以上、新入生代表、黒澤 奏多」


一礼し、奏多は舞台から下りた。