「・・・あぁ、そうだった」

また、そのセリフか・・・


「いいか、入学式は明日の朝9時からだ。
遅れるなよ・・・?」


そう言い残すと奏多出て行った。


改めて部屋の中を見ると、
私が寮に持っていこうと思って用意していたものが、
もう既に設置されていた。


新品のテレビやパソコンまである・・・


快適は快適だ。


「はぁ・・・」


私はこの高校でやっていけるのかな・・・?


出来れば、やっていきたくないんだけど・・・


私は不安でいっぱいだった。