寮に入ると、やっぱり一人で暮らすには
さみしすぎるくらいの広さだった。


普通に家だ・・・


「あぁ・・・そうだった、
お前に渡しておく物があったんだ」


「なに・・・?」


「ほら、お前専用の制服を作っておいた、
サイズはピッタリのはずだ」

言いながらどこから出したのか、
女子用の制服を見せてきた。


「・・・え?」


サイズって・・・!?


「いくら男子校だからって、
ちゃんと女子として入学するお前に
男の恰好をさせるわけにはいかないからな?」