「だけどね?私が安心していられるのはもう奏多の傍なの」


「幸奈・・・」


「危険かもしれない場所でも奏多の傍なら安心なの、
安全な場所でも奏多がいないと不安だから・・・私」


だからさ・・・


「だから、ずっと傍にいさせてください!」


「ホントに・・・ホントに俺はバカなんだな。
1番大切な幸奈の気持ちわかってるつもりでわかってなかった
・・・幸奈!」


「はい」


「断る理由なんてあるわけないだろ?
ずっと俺の傍にいろ!」


「うん!傍にいる!」



私たちはキスを交わした、
すると空から日差しが差し込みはじめ、
奏多が言ったように雨はすぐに止んだ。