「私、ケーちゃん先輩のことは、
友達としか思えなくて・・・」


「・・・そっか」


「だから、よかったらこれからも
友達でいてください!」


「え・・・!?」


友達で・・・


「あ・・・ごめんなさい・・・!
そんなのわがままですよね!?
そんな・・・都合のいいこと・・・」


「幸奈ちゃん・・・」


幸奈ちゃんの頬に手を伸ばした。


「え・・・!?」


「クリーム付いてたわよ?」


あたしは幸奈ちゃんの頬に付いた
クリームを拭った。


「ケーちゃん先輩・・・、
あ、ありがとうございます!」


「いいのよ・・・」


あたしは、幸奈ちゃんの友達だもの