「それじゃあ、行こうか」


「は、はい・・・!」


しばらく歩き、2つ目の目的地に着いた。


「映画・・・ですか?」


「そう!一緒に見よ!?」


「あ、はい・・・!」


映画館に入り座席に座ると、
幸奈ちゃんがまだ始まってもないのに、
小さな声で話かけてきた。


「恋愛映画なんですか?」


「うん、なんか王道物っぽいんだ。
最近のでは珍しい気がしてさ、見てみたくなって・・・」


「へぇー・・・なるほど・・・」


「あ、そろそろ始まるみたい。
後で感想言い合おっか・・・?」


「はい!」