『わかりました、大丈夫ですよ！
奏多には気づかれないようにしますね！』


『ありがとう！それで時間と
待ち合わせ場所なんだけど―――』


土曜日、私はケーちゃん先輩に指示された
待ち合わせ場所で待っていた。


奏多には凛音ちゃんと遊びに行くと伝えてあるし、
凛音ちゃんには口裏を合わせてほしいと
メッセージを送ってある。


「これで奏多に邪魔されずに
ケーちゃん先輩の相談に乗れる！」


その時、誰かに背中を軽く叩かれた。


「・・・ケーちゃん先輩！？」


私はケーちゃん先輩だと思い振り向いたが、
そこにいたのは見知らぬ男性だった。