その日、私は自分の寮に着くと、
奏多とケーちゃん先輩のことが頭をよぎった。


「今日の奏多とケーちゃん先輩、
なんか様子が変だったなー・・・?」


奏多はともかく、
ケーちゃん先輩が特に変だったような?


「う~ん・・・、何か悩みでもあるのかな?」


・・・ピロン♪

その時メッセージアプリの通知音が聞こえ、
私はスマホを取り出した。


「誰だろう?
・・・あ!ケーちゃん先輩!」