奏多がお母さんに対して言った説明では、

私は高校受験に”普通”に落ちて、
そして、帰り道、ばったり出会った哀れな私の話を聞いて
自分の親が理事長の男子校に”入学させて”あげる。

という内容になっていた。


お母さん!わかるよね!?

色々とおかしいでしょ!?

だから・・・!


お願い・・・!
お母さん、断って・・・!


私は心の中でお祈りのポーズをしていた。


しかし・・・



「いいじゃな~い!」


「え・・・?」