「ホント?うれしいわ~!」


「ホント美味しいです!」


私はあっという間に食べ終えてしまった。


もちろん味は全然違うけど、
朝香クリームパンと同じくらい美味しくて感動していた。


「幸奈、食べ終えたならもう行くぞ」


「・・・え?もう?
別にそんなに急がなくても授業はまだ・・・」


「ほら、行くぞ!」


何故か奏多が急かすので
私は慌てて片付けた。


「ケーちゃん先輩ごちそうさまでした!
お弁当箱洗って明日返しますね!?」


「そう?ありがと、
・・・あ!幸奈ちゃん」


「え?なんです―――」


瞬間ケーちゃん先輩に腕を引っ張られ、
右の頬にキスされた。