私たちに周囲に居る生徒たちの視線が集まる
だけど私はそんなことも気にせずに叫び続けた。


「知ってるでしょ!?私が男嫌いな事!
名前を呼ばれると虫唾が走るの!
特に嫌いな男に呼ばれると!」


自分でもわかる、
今、私は嘘をついている。

思ってもないことがなんで・・・
なんで口からこんなに出てくるんだろう。


でも、これで嫌われたのなら・・・。


嫌われた・・・なら・・・?


何故だか急に心が重くなった、
重くなって・・・今度は頭が空っぽな感覚が私を襲った。


「わかった・・・」