「だから大丈夫!うん!」


凛音は幸奈の肩をポンポン叩きながら言った。


「あ!手をつないでたのも、
私のコミュニケーション方法だから気にしないでね!?」


「う、うん・・・?」


幸奈はまだ混乱しているようだが、
しばらくすれば理解してくれると思う。


今回は凛音に感謝だな・・・


「そうだ、奏多!
私まだ理事長に挨拶してないよ!?」


「あ・・・」


そうだった、帰す前に挨拶させないとだった・・・


「じゃあ、一人で行って来いよ・・・」


「理事長室わかんない!一緒に来て!」