「健司、待たせたな」


そう言いながら、
入ってきたのはケーちゃん先輩のお父さんと、
話に出てきた弟さんかな?


「何故、その娘が一緒にいるんだ?」


お父さんは床に座りながら聞いてきた。


「私は、その・・・」


「なんだ、ハッキリ言いなさい」


「父さん!彼女はあたし・・・俺の後輩で!
今は色々訳があってうちの高校に入学してるんだ」


急にケーちゃん先輩の
男らしい声を聴いて私は少し驚いてしまった。


「・・・訳?なんだそれは?」


「それは今回の話とは関係ないから!」


「そうか」


なにやってんだろう、私・・・