「あれ、奏多・・・どこ行ってたの?」


「電話してたんだ!
とにかく、俺はついていけない・・・!」


「別に、ついてこなくてもいいんだけど・・・」


悔しそうに言う奏多君にたいして、
幸奈ちゃんは平然とした表情で言った。


「おい、久々知先輩。
幸奈になんかあったらただじゃおかないからな!」


「安心して!
幸奈ちゃんはあたしが守るわ!」


「まぁ、まかせとく・・・」


奏多君は不満あり気だったけど、
仕方がない様子で言った。