「え!?
どうしてケーちゃん先輩が謝るんですか!?」


「だって・・・
悲しそうな顔するから・・・」


「今のはあたしが勝手に話したんです!
むしろこんな話聞かせちゃって・・・すみません!」


幸奈ちゃんは立ち上がり頭を勢いよく下げた。


「いいのよ!全然!
・・・ほら、頭を上げて!」


幸奈ちゃんはゆっくりと頭を上げ、
静かに椅子に座りなおした。


「ケーちゃん先輩、
・・・来週の日曜日、帰るんですか?」


「そうね・・・。
もう逃げられないみたいだから」


「あの!もし迷惑じゃなかったら
私もついて行っていいですか!?」


「え!?」