部屋のドアを開け、
出て行こうとする将司にあたしは言った。


「えぇそうよ!よろしくね!
伝書鳩くん!?」


バンッ・・・!


最後の言葉が気に食わなかったようで、
将司は大きな音を立てながらドアを閉めた。


はぁ・・・疲れた・・・


「・・・あ!
幸奈ちゃんとの会話途中だったんだ!」


あたしは慌ててメッセージアプリで
幸奈ちゃんにメッセージを送った。


『急に会話が途切れちゃってごめんなさい!
ちょっと色々あって、ホントごめんなさいね!』


そう送るとすぐに幸奈ちゃんは返事を返してくれた。