「きゃっ・・・!」


「さっきの男が言ってた、
自分の物なら名前でも書いとけって、だから・・・
お前が俺のだってわかるように”印”をつけといた」


「はぁ・・・!?」


何言ってんの!?


「お前は俺のだ、
誰にも渡さない・・・絶対に!」


首筋に着いた”印”はいつか消えるのかな・・・

消えないでほしい・・・


私は柄にもないことを考えてしまっていた。