音で返事するんじゃねぇよ。 ああ、もう。なんで秋野さんの店でこそこそするかな。 この店になんかしたらマジで許さない。 「誰かいるなら、出てきてください」 今度はなんの返事もない。 余計にイライラする。 ───チッ 「はやく出て来いよ」 自分でもビックリするくらい低い声が出た。 待っても向こうからはなんの反応もないので、 僕は力づくでも捕まえようと思い、足を進めようとしたそのとき、 「ま、まって……待ってください!」