今夜、色のない君と。




そう思い、またプリントに向き合おうとすると、



───ドサッ



今度はさっきよりも大きい、本が落ちるような音がした。


……いや、怖いんだけど。



いつも秋野さんが本の整頓をしているから、本が棚から落ちるなんてことはない。


ただ一箇所だけ、本が何冊か積まれたところがあった。



入口扉のすぐ横。



ちょうど、あの絵の下のところだ。



そのとき、



───ガタッドサドサッ



また本が落ちる音。


今度は何冊か落ちたみたいだ。