今夜、色のない君と。




何をしようかな。


ああ、とりあえず今日学校で出た古文の課題をやるか。



レジの横の椅子に座り、小さいテーブルの上に古文のプリントとシャーペンを取り出して、課題を進めた。


黙々とやって、もうすぐで終わりというとき、



───カタッ



音がした。



……え?


今のは僕が鳴らした音じゃない。



入口の扉の方から聞こえてきた。



……気のせいかな。