今夜、色のない君と。



「ちぇっ」と頬をふくらませながら光世は秋野さんを見て、



「秋野さん、知ってます?緒都って自分の都合の悪い話題とか、照れる話題になると口が悪くなるんですよ……」



───…っ?!



「てんめっ…!」


「ほらほらぁ!今だって自分に都合の悪い話だから口が悪くなったでしょ。緒都の一人称“僕”だけど腹ん中じゃ絶対“俺様”って呼んでるんだろ自分のこと」


「はははっ!」


「〜〜…っ……秋野さん笑い事じゃないですよ」


「いいよいいよ。緒都くんらしいじゃない」



僕らしいって何?!



「秋野さんの前では俺にするみたいな態度とらないもんねー緒都はー」


「……ったりめぇだろ」