今夜、色のない君と。




「ていうか、ここの本屋いろんな漫画置いてあるなー!新刊の他にも面白そうなの売ってたから買おうと思って」


「まあ、ここは品揃え豊富だから」


「学生の貴重の金をもっていくって……罪だよな」


「何言ってんの」



サラッとキメ顔して、カッコイイこと言ったよねって顔してるけど全くカッコよくないし。


当の光世は辺りをキョロキョロ見回している。



「…なにしてんの?」


「いや、秋野さんは?これ買いたいんだけど」


「ああ、秋野さんなら業務部屋だよ。呼んだら出てくるから」



僕と光世はレジのところまで歩き、“業務口”とかかれた扉に向かって秋野さんを呼んだ。


秋野さんは「はーい」と返事をしてガチャっと扉を開けて出てきた。



「すいませんこれお願いします」


「はいはい。いい漫画見つかったかい?」


「いや〜、いっぱいありまくりっすよ」


「それは良かった」